先日、ワインディングの長い下りでリヤブレーキを使いすぎ、フェードを起こしてしまいました。その前にも一度軽いフェードを起こしたことがありますが、リヤブレーキを多用する私の走り方にも問題があるかもしれません。
フェードを起こしたフルードを使い続けるのは良くないようなので、前回交換後1万キロのリヤブレーキフルードを交換することにしました。
交換前に揃えるもの
今回交換に必要なものは、次のパーツです。
- ブレーキフルード
- オイルキャッチ用の容器
- オイル注入用のシリンジ
- フルード排出用のホース(内径5mm)
- 8mmレンチ
写真のブレーキフルードは、「スウェッジライン ブレーキフルード」ですが、純正の「ヤマルーブ ブレーキフルード」でもいいと思います。
シリンジは、amazonで適当なものを購入しました。フルード液は漏れると厄介なので、できればこのようなシリンジで丁寧にシリンダに注油することをお勧めします。
作業手順
リザーブタンクのキャップを外す
キャップのボルトはプラスのドライバでも外せますが、舐めやすいので8mmレンチで外すのがベターです。
キャリパーガードを外してホースを繋ぐ
写真のように、フルードを排出するためのホースを繋ぎます。
ホースの先には廃フルードを貯めておく容器を設置します。
フルードの交換作業
1. 右手でブレーキレバーを押したままにする
2. 左手でブリーダーボルトを少し緩める(8mmレンチ使用)
3. 古いフルードが排出されるので、容器でキャッチする。流れが止まったらボルトを締め直す。
4. リヤブレーキペダルを一旦戻し、もう一度1からの作業を行う。
5. シリンダ内のフルードが減ってきたら、新しいフルードを足しながら作業を繰り返します。
6. 廃オイルの色が綺麗になってきたら交換作業終了。
エアを噛んでも、リヤの場合はブレーキレバーでポンピングを何回か繰り返せばすぐに元に戻りますので、あまり気にせず気軽に作業を行なってください。
7. ブレーキフルードは塗装部分を痛めますので、作業終了後は洗車を忘れずに。
フェードを起こしたフルードは即交換!
2度のフェードを起こしたリヤブレーキのタッチはスポンジーな感触で、効きもかなり悪くなっていました。交換後はレバーのストロークも短くなり、カチッと効くようになりました。
前回交換から1万キロも経っていないので、見た感じ廃オイルの色はそこまで汚れていませんでしたが、フェードを起こしたフルードは確実に劣化していたようです。
交換時間も30分もあればできる簡単なものですので、もしフェードを起こしてしまったら、できるだけ早急にフルード交換することをお勧めします。
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