【GoPro HERO7 Black】ヘルメットへの顎マウント方法

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走行動画の撮影環境を昨年から、GoPro HERO sessionからHERO7 Blackに変更しています。
sessionとベースマウントは全く同じで、そのままHERO7に付け替えることができますが、HERO7はsessionとは形状や重さが違うので、多少マウントに工夫をしましたので方法を紹介します。
装着するヘルメットは、SHOEIのHornet ADVです。

「GoPro HERO7 Black」をヘルメットにマウントする

HERO sessionは左右対称でしたが、HERO7はレンズがオフセットされています。
レンズを中心にマウントする方もいますが、私はヘルメットのバランスを考えて、カメラ中心でマウントしました。
取れた映像も、レンズが中心のものと比べて違いはほとんど感じられませんでした。

 

ベースマウントの装着方法

sessionのマウントから無改造でそのままHERO7を装着できます。

GoPro純正のベースマウントは、パテを使ってADVに装着しています。
↓参考にしたサイトはこちら
https://flyman-hm.hatenablog.com/entry/20180211/1518364752

バックルは、こちらの純正マウントを、上下逆にして取り付けています。

逆にしなくても装着は可能ですが、逆にすることで、より目線に近い位置での撮影が可能になります。
またカメラの位置がヘルメットの中心に近づくことで、重さも感じにくくなります。

↑ヘルメットの中から見たカメラの様子。
実際には走行中にカメラが大きく目線に入ることはないので、視界を妨げることはありません。
このカメラポジションにするもう一つのメリットは、撮影中のLEDランプを確認できることです。
例えば走行中に音声で撮影を開始する場合、撮影が開始されているかどうかを確認するには、正面のディスプレイかLEDランプで確認するしかありませんが、カメラがこの位置だと、赤いLEDランプが確認できるので、動作確認が容易になります。

 

↑カメラとヘルメットには適度な隙間もありますので、ヘルメットのエアベントも機能します。
このマウント方法だとヘルメットとカメラをつなぐパーツは最小限なので、軽いだけでなく、走行中のブレもほとんど発生しません。
HERO7はもともと強力な手ブレ補正機能が付いていますので、それと相まって、林道走行中の動画でもほとんどブレを感じることはありません。

 

HERO7を外部マイクにつなげる

↑sessionの取り付けページでも紹介しましたが、HERO7にマイクを取り付けるにはGoPro純正のマイクアダプターが必要です。
このアダプターを介して、マイクと給電用のUSBケーブルを取り付けます。
HERO7側は、常時アダプターを取り付けるために、蓋は取り外しています。

保護フレームは、純正は取り外しに手間がかかるので、Taisionerの保護フレームに換装しています。
これはフレームの上部から装着するタイプなので、ヘルメットにフレームを付けたままでも簡単に本体の脱着が可能です。
Taisionerは、ヘルメットをしたままでも脱着できるので、急にカメラの設定を変更したい場合にも便利です。
また、Taisionerのフレームは21g。純正は27gですので、わずかですが首の負担を軽減もできます。

左:Taisioner、右:GoPro純正

 

重くなった、50g重量増の対処方法

sessionからHERO7にしたら、長時間の走行が辛い…

HERO7は、強力な手ブレ補正と4K撮影が可能になったため、sessionに比べて動画のクオリティも飛躍的に良くなりました。
ただしその分、重さがかなり増えたため、首への負担もかなり違ってきます。特に1日中走行しっぱなしのようなロングツーリングや、ヘルメットの揺れが大きく影響する林道走行においては、首への負担はかなり増えました。
GoPro HERO5 sessionの重さはフレーム込88g(本体:73g)。一方HERO7 Blackの重さはフレーム込138g(本体:112g)です。
その差は50gですが、ずっしりと重く感じます。1日中ヘルメットをかぶっていると、かなり疲労度の違いを感じます。

 

バッテリーを外して給電しながら使用する

HERO7は、sessionと同じくUSB給電しながら使用することができるので、試しに本体からバッテリーを抜き、マイクアダプターとUSBケーブル経由でモバイルバッテリーから給電使用してみたところ、問題なく撮影することができました。
HERO7のバッテリー重量は23g。Taisionerのフレームの軽量化と合わせると29gですので、sessionとの差を21gの増加に抑えることができる計算です。
約30gの軽量化ですが、思ったよりも改善効果は大きく、長時間の走行でも重さが気にならなくなりました。これならsessionの時と変わらない使い方で行けそうです。
さらにこの方法だと、バッテリー残量を気にすることなく、しかも軽量化にもなるので、一石二鳥です。
*写真のモバイルバッテリーは、Anker PowerCore 10000

 

バッテリーを抜いたらフリーズしなくなった!

バッテリーを抜いて給電モードで使用する方法には、もう一つ大きなメリットがあります。それは熱によるフリーズのトラブルから解放されること。
HERO7は、給電しながら使用すると、本体がかなり高熱を持ちます。特にバッテリーの発熱が大きく、使用環境や使用条件(4Kや2.7Kの高画質動画撮影時)によっては使用開始後すぐにストップしてしまうことがあります。
SDカードを変えるとか、マイクをステレオにする等の方法も試しましたがあまり改善効果はなく、熱によるフリーズには、バッテリーを抜くのが最も効果的です。

この方法にしてからは、高画質の長時間撮影でもフリーズはしなくなりました。
真夏にはまだ試していませんので、あらためて炎天下でのテストもしてみたいと思っています。

 

まだまだ現役で使える「GoPro HERO7 Black」

GoPro HEROシリーズの現行モデルは、すでにHERO9になっていますが、スペックを見る限り、HERO7でも遜色はないように感じます。
むしろ、重量が大幅に増加したHERO9よりも、フレーム付きで脱着しやすいHERO7の方が、ヘルメットマウントには向いているように感じます。
私が通常使用している動画の撮影モードは、2.7Kの60フレーム/手ぶれ補正あり ですが、これ以上のクオリティは必要ないと思うほど、画像は綺麗でブレも抑えられています。
すでにディスコンになってしまいましたが、HERO5以前のユーザーなら、現行モデルでなくてもHERO7で十分満足できるのではないでしょうか。

もちろんHERO8、HERO9となって手ブレもさらに進化していますが、ヘルメットに固定して走行動画を撮影するような条件下では、大きな差は感じにくいかもしれません。
程度がよくて安いHERO7の中古があれば、さらに重くなったHERO9よりもオススメしたいです。

 

ヘルメットマウントに使用したもの

 

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