林道ツーリングで車体を止める時、柔らかい地面にスタンドが刺さって倒れそうになった経験は、多くの人が持っていると思います。
特にセローの場合、停車時の傾きが大きいため、より大きな力がスタンドにかかりがち。
そこで気になっていたのが、ZETAの「サイドスタンドエクステンダー」。
これをつけると、砂地でのめり込みにくくなるだけでなく、停車時の傾きも若干緩和されるのではと考え、取り付けてみることにしました。
「サイドスタンドエクステンダー」とは?
「サイドスタンドエクステンダー」は、純正サイドスタンドの先端に装着することで接触面積を拡大し、サイドスタンドが埋まり込んでしまうような砂地などの不安定な路面でも、安定した駐輪を可能にするパーツ。
セロー250用には今の所、ZETAから販売している製品しかありません。
ZETAらしく製品精度はしっかりしており、ベースプレートは硬化アルミニウム合金(A6061)を削り出し加工しています。
レーザーマーキングのZETAロゴもワンポイントでおしゃれ感をアップしていますが、オフ車ならすぐに汚れちゃいますね…
装着前にしたこと
パッケージを開封したところ。ベースプレートのくぼみに、サイドスタンドの先端を入れて上部プレートで挟み込んで固定する構造です。
ベースプレートの厚みは5ミリほど。停車時の傾きを緩和させる目的もあるので、もう少し下駄を履かせたいため、クッション材の厚みを増やすことにします。
そこで付属のゴム板(1ミリ厚)を3ミリ厚のものに変更し、くぼみに埋め込みます。
くぼみの残りが1ミリほどになってしまいましたが、この状態で装着してみます。
「サイドスタンドエクステンダー」装着イメージ
装着前はこんな感じ。
装着後。接触面積はだいぶ大きくなりました。
スタンドを上げた状態でも、かなり存在感が増します。
ただし、走行時には問題ありません。
「サイドスタンドエクステンダー」装着インプレ
埋まり込みは?
砂地のような場所が近所になかったので、まずは路肩の柔らかい場所で試してみました。
通常なら、かなりのめり込みそうな柔らかい地面でしたが、しっかり踏みとどまってくれます。
これなら千里浜なぎさドライブウェイのような場所でも安心ですね。
機会を見つけて砂浜のような場所でも試してみたいと思います。
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傾きは変わった?
サイドスタンドエクステンダーを装着すると、ノーマルに比べて7ミリほど下駄を履いている状態になりますが、傾きは若干緩和された印象です。
傾きの緩和具合は、乗車時に実感できます。
今までは車体を『ヨイショっ』と立てていましたが、装着後は『スッ』と立てられます。
あくまでも「感じ」ですが。。。
印象として、これ以上厚い下駄を履かせたいとは思いませんでしたので、多分このぐらいがちょうどいいのだと思います。
コストパフォーマンスは?
ここは正直、微妙ですね。
何せ金額は、ほぼ5400円(税込)。
作りはいいし見た目も悪くないので、製品自体には不満はありませんが、器用な人ならもっと安価に自作できるかもしれません。
金額を含めたおすすめ度は、
といったところでしょうか。
「サイドスタンドエクステンダー」は、Webikeでも購入できます
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