セロー250にピッタリの常設用シートバッグ〜タナックス「ユーロシートバッグ」装着&インプレ

セローでちょっとした買い物に出かけた時に困るのが、収納スペースが一切ないことです。私のセロー250はツーリングセロー仕様なので、もともと大きなリヤキャリアが装着されていますが、それでもバッグ類を装着しないと収納能力はありません。
ツーリング時には、タナックスのミニフィールドシートバッグを使うことが多いのですが、通常デフォルトで装着しておくには少し大きすぎる気もします。
そこで手頃な大きさで普段使いができて、付けっ放しにしておくバッグを探していましたが、ちょうどいい大きさの商品を購入しましたので、装着方法やインプレを紹介します。

タナックス「ユーロシートバッグ」 MFK-063(14L)

「ユーロシートバッグ」シリーズは、9.1Lのものから18Lのものまで6種類の商品がありますが、今回購入したのは14Lのもので、型番はMFK-063です。
TANAXの公式サイトでは「現在欠品中」となっていますが、amazonからは22%オフで購入できます(2022年1月9日現在)。

商品の仕様は、

  • 色:ブラック
  • 素材:1680Dナイロン
  • サイズ:14L
  • 外寸:L 35.0×W 27.0×H 18.0cm
  • 内寸:L 34.0×W 25.5×H 15.0cm
  • 付属:MP-12 (ショルダーベルト)×1, MP-304 (KシステムベルトY20)×1, MP-154 (固定ベルト)×4, MP-155 (接続バックル)×2, MP-156 (レインカバー)×1

です。外寸はほぼB4サイズに近いです。
防水ではないため、レインカバーが標準で付属しています。また様々なバイクの形状に合わせられるよう、2種類の固定ベルトと持ち運び用のショルダーベルトも付属しています。
このバッグの特長は、高さが18cmと低いため、バイクの乗り降りでのまたがりに干渉しにくいこと。常設のバッグとしては大切な条件です。

 

装着方法

ツーリングセローのリヤキャリアに装着するには、付属の「Kシステムベルト」を使って装着します。
このベルトは、最近のTANAXのバッグに標準で付属される、装着が簡単でズレにくいのが特徴のベルト。4つのバックルが一体になっていますので、車体側へはベルト1本で簡単に取り付けが可能です。
都度ベルトをキャリアに通し直す必要がなくなり、バッグを装着する手間が省けてとても簡単に取り付けできます。

バッグを外しても、バックルはそのままの位置に残っていますが邪魔にはならないので、例えばフィールドシートバッグなどの別のバッグを上から乗せて装着しても問題ありません。

 

装着イメージ

写真ではキャリアの真ん中に装着していますが、タンデムする場合は、もう少し後ろに装着した方がいいかもしれません。

 

使用上の注意点

他のバッグのバックルと互換性がない

ミニフィールドシートバッグ、フィールドシートバッグを使い分けている人は多いと思いますが、この「ユーロシートバッグ」のバックルは、いずれのものとも互換性はありません。
なので私の場合、複数のバックルが常時混在している状態です。通常の使用時には特に問題はないのですが、写真のようにバッグを外した時の見た目は良くありません。バックルが破損した時などは互換性がないので、せめて同じ種類のバックルを使ってもらえるととても助かります。この点、メーカーには今後改良を望みたいところです。

 

ショルダーバッグと干渉する

デイパックを背負って走る場合、互いに干渉することがあります。ユーロシートバッグの上にショルダーバッグを乗せて走行することもできるのですが、荷物が重い場合、シートバッグが潰れることもありますのであまりオススメできません。
動きも干渉しあってぎこちなくなりますので、ショルダーバッグで走る場合は、シートバッグは外した方が良さそうです。

 

林道走行では窮屈

大きく腰を引く姿勢をとるような走行の場合、シートバッグに干渉して動きが制限されることがあります。
他のシートバッグに比べて小さいサイズの「ユーロシートバッグ」ですが、縦長いフォルムなので、前後長は結構あります。サイズでいうと、ミニフィールドシートバッグの前後長が30cmに対してこのユーロシートバッグは34cmと、4cmも長いです。
固定前に、あらかじめ動きに合わせて干渉の少ない場所を設定してから設置するといいと思います。

 

防水機能はない

このバッグは防水性能はありません。急な雨に備えて、濡れたくないものはあらかじめ防水シートかボックスに入れておくといいと思います。


また食料品やお土産など漏れる可能性があるものを入れる場合は、あらかじめプラスチックの中箱を設置しておくのもいいかもしれません。これなら外に染み出す心配なく運ぶことができます。
上の写真に入れているのは、100円ショップで購入したプラBOXです。幅25cm高さ15cm以内ならバッグ内に収納できます。

 

インプレッション

容量

試しに2Lのペットボトルを入れてみたら、縦に3本入って上方向にまだ余裕がありました。

ちなみに4合瓶のお酒なら6本は入ると思います。ただしクッションはしっかりと。

13インチのMacBookもギリギリ入りました。ただし出し入れ時は引っかかりがちょっと気になります。
このバッグのメーカーの最大積載重量は5kgです。容量は14Lとありますが、10L位までなら収納できそうです。ただし底のクッションはあまり厚くありませんし、横方向にクッションがありませんので、衝撃には注意が必要です。

 

使いやすさ

開口部は大きいので、荷物の出し入れはとても楽です。中身も一目でわかるので、必要なものがすぐに見つかります。蓋の裏にはポケットがあるので、レインカバーがちょうど入れられます。ただしバッグの中は、間仕切りもポケットも一切ないので、収納には工夫が必要かもしれません。カメラ用のインナーボックスなどを利用すると、小物も収納しやすくなると思います。
バッグにはハンドグリップが付いてます。またDリングにキャリングベルトをつけることもできますので、取り外して持ち運ぶにはとても便利です。

 

ラーツー、コーヒーツーにぴったり!


バーナーやガス、クッカーなどコーヒーツーリングに必要な道具を一式揃えて収納してみたら、ちょうどいい大きさでした。これだけでデイキャンプも行けそうです。
写真の防水インナーバッグは、横にするとユーロシートバッグにぴったりハマります。余ったスペースにはお土産も入ります。
amazonからはこちら

 

まとめ 〜14Lはちょうどいいサイズ

ミニフィールドシートは、シートバッグの中では比較的小さな部類ですが、それでもちょっとした散策に使用すると、ツーリング感が漂っていました(上の写真)。
このユーロシートバッグだと、車載したイメージも軽快で、気軽に装着しておくにはちょうどいいデザインです。

ユーロシートバッグシリーズの中でも、常設用としては14Lのものがちょうどいいと思いました。これ以上だと常設バッグとしては大きすぎますし、これ以下の9.1Lモデルでは、いざという時に収納サイズが小さすぎる気がします。
迷う場合は、あらかじめどんな使用用途かを想定して収納品を揃えてみてからサイズを決めるのがいいのではないでしょうか。
バッグとしてある程度の収納能力があり、かつ適度な大きさで、セローに装着したイメージも悪くないこの14Lユーロシートバッグは、日常〜デイツーリングまでの使い道には十分オススメできる商品だと思います。

 

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