セローに限らず、プラグを1ランク上の商品に交換することで、エンジンのフィーリングが変わったり、アイドリングが安定する場合があります。
セローは単気筒ですので、プラグも1本。そこそこ高価なプラグでも、1本なら案外気軽に交換できます。
純正のプラグでも特に不満はなかったのですが、点火系で唯一気になったていたのは、アイドリングからアクセルを開けると、エンジンが急にストンと止まってしまうことがしばしばあることです。
一旦エンジンが暖まってしまえばあまり起きない現象ですが、それでもたまに信号待ちや右折待ちでエンストして焦ることがあります。
そこで交換プラグの候補を検討していたところ、NGKのRXプラグの評判が意外といいことに目が止まり、試しにつけてみることにしました。
今までのノーマルプラグとどう違うのか、アイドリングや始動性は変化するのかを見てみることにします。
購入したパーツ
NGK RXプラグ DCPR7ERX-P
- 品番:DCPR7ERX-P
- 価格:Amazonで¥1,560です(2021.9/27現在)
今回交換するプラグです。純正の「NGK DR7EA」と同じ熱価7です。
メーカーの商品説明によると、
- 歴代のプラグ性能を凌駕するプレミアムRXプラグ。
- 着火性、燃焼効率、耐汚損性、耐消耗性、スパークプラグに求められる性能を濃く次元で凌駕した高性能スパークプラグ。
- 素早い燃焼はシリンダー内の燃焼ロスを抑え、燃費・パワー・加速などエンジンの性能を引き出し、プレミアムな走りを実現。
- 低温時でもスムーズな始動。
- 高性能が持続する長寿命プラグ。
- くすぶりに強く高い着火性を持続。
- 優れた燃焼力で燃費アップを実現。
- アイドリング時も消費燃料を抑える。
- 燃費向上に加えCO₂排出も削減。
という特徴があるということです。
つまりパワーアップと燃費アップを両立し、しかも長寿命という商品のようです。
始動性も向上するとのことなので、とても気になる商品ですね。
NGK プラグキャップ
プラグキャップが純正のサイズに対応していないので、プラグを差し替えただけでは付きません。
専用のプラグキャップも一緒に購入して付け替える必要があります。
- 品番:LB05E
- 価格:Amazonで¥640です(2021.9/27現在)
交換に必要な工具
セローの純正工具のプラグレンチとメガネレンチを使って取り外しと装着ができますので、特に揃える工具はありません。
純正のプラグの取り外しは19mm側で行いますが、RXプラグのナットは一回り大きいので、22mm側を使って装着します。
交換作業
装着前。
プラグキャップを取り外します。
プラグコードを持ってキャップ部分を反時計方向に回すと簡単に外れます。
新しいプラグキャップは、取り外しと逆の方法で取り付けます。
プラグも新しいものに交換してキャップを被せます。
プラグコードがエンジンに直接触れないよう注意してください。
作業時間は5分位。
装着後の印象
- 始動性は良くなりました!アクセルを捻らなくても確実に始動します。
- アイドリングも安定しました。これで突然のエンストも心配無くなりました。
始動直後から安定していて、信号スタートも安心してアクセルを開けることができます。 - 停止からの加速が前より力強く感じるので、低速トルクがアップしているのかもしれません。
林道だと、違いがもっとわかりやすいかもしれません。 - 振動とエンジン音も、若干大きくなったような気がします。
- エンジンフィールは少し荒々しくなったような。。。
まとめ
交換にかかった費用は2200円、かかった時間は5分ほどでした。
純正プラグはAmazonで¥354ですから、確かにこれだけ比較すれば6倍以上の商品ですが、始動性が良くなったのと、不意なエンストの心配から解放されたのは大きいです。
2200円で得られる効果を考えると、コストパフォーマンスはとてもいいと思います。
エンジン音が大きくなり、印象も以前よりやや荒々しくなったというか、今までとは違うフィーリングになったのは確かです。
プラグを1本を変えただけなのに、エンジンのフィーリングが変わるのには驚きました。単気筒エンジンはあまりお金がかからないので、パーツを色々気軽に試せて面白いですね。
他車セローのインプレでは、高回転で熱ダレが起きるという書き込みもあったので、その辺りの経過や燃費、耐久性などは今後インプレを追加していこうと思います。
セロー・メンテナンス情報